The Double / 嗤う分身


まるで『未来世紀ブラジル』を思わせる懐古的なディストピア社会の中で、まるで『ソーシャルネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグと、まるで『グランド・イリュージョン』のジェシー・アイゼンバーグがぶつかり合うという、実に彼らしさを活かした作品でした。

ブラウン管に流れる『フラッシュ・ゴードン』風の番組なんかもブラジルのナイトだし、ところどころに挿入される日本昭和歌謡曲が秀逸で、癖の強い世界観に終始ニヤニヤ、時々爆笑。

最後のオチもニンマリ。良いも悪いも味わえる後味です。


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